皮脂と水分をコントロール

適切なヘアケアが重要
髪のパサつきは、皮脂と水分の不足が関係しています。皮脂には、髪を乾燥やブラッシングの摩擦から守る働きがあります。とはいえ、皮脂の分泌が過剰な状態は、べたつきや臭いの原因になります。そのため、頭皮の皮脂を適度な分泌量にコントロールする必要があります。ここでは、適切なシャンプー方法とドライ方法によって、パサつきのないヘアコンデションに整える方法を紹介します。まず、シャンプー液を使用する前に、ぬるま湯で予洗います。それだけで、髪についた汚れやほこりを落とせるので、少ないシャンプー液で洗い上げることができます。逆に、熱いお湯や多すぎるシャンプー液は、皮脂を余計に洗い流してしまいます。そのため、乾かしたときにパサつきやすくなります。次に、髪の水分を保つためには、ドライヤーの当て方にも注意が必要です。髪は、毛先に向かうほど、ダメージが蓄積されています。よって、十分な水分を保持できにくいゆえ、乾燥してパサつく傾向にあります。そこで、ドライヤーの熱は、頭頂部から毛先に向けて当てるように注意します。このとき、毛先を中心に保湿効果のあるヘアクリームを使用すれば、ドライヤーによる乾燥を逓減できます。さらに、ブラッシングの際にも、パサつきを防ぐポイントがあります。頭皮から皮脂を髪全体になじませるようなイメージで、ブラシを上から下にゆっくり動かします。以上の点に気を付けてヘアケアを行えば、しっとりとツヤのある髪に整います。